2017年9月3週野菜セット

農法によって、優劣があるようによく言われます。慣行栽培<減農薬栽培<無農薬・無化学肥料栽培<有機栽培の順でしょうか。自分はこの序列に異論を覚えるわけですが、それについてはまたの機会に。しかしその上位となると、高知県の試験場でも勤務されたことのある、愛媛県伊予市に居を構えておられた故福岡正信氏が唱えられた自然栽培ではなかろうか。何もしない。種をまく以外、肥料どころか、草も刈らないというわけだ。野菜をその次元まで高めることは難しいが、自分の家の果樹はすべて自然栽培である。スモモ、温州ミカン、文旦、栗、柿、サクランボ、ブルーベリー、キンカン、梅、ビワ。
なかでも写真の柿の木は、推定樹齢150年。家の庭に昔からあり、40年前に97歳で亡くなったひばあさんが嫁いできたときにはすでに実を成らしていたそうだ。我が家で代々、食してきた富有柿。我が家の子どもが代々木登りして体を鍛えてきた木。今年は今までになく、沢山実をつけ、手に届くところまで垂れ下がりました。こんなのは初めてです。ちなみに隣に立つ牛舎とブレハブ小屋の屋根は、木の存在を優先して、穴が開けられています。建物の寿命よりも木の寿命のほうがはるかに長いですから建物が撤去されても代々残るようにという粋な計らいです。

(写真・文)  田村雄一(田村農場代表)

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2017年9月2週野菜セット

先週からお届けしている花ニラは、この2週間限りの季節限定です。春に植えられたニラの苗は、1年目にはほとんど花は咲きません。咲くのは2年目以降です。しかし冬の寒い気温に苗がさらされるとか、夏の乾燥といったことが起きると、1年目でも子孫を残す回路にスイッチが入ります。生物学的に言うならば、栄養成長から生殖生長に切り替わるのです。これを農業用語ではとう立ちと呼びます。とう立ちは、鎌で刈り取られた切株の中央から出てきます。ですので、とう立ちしている下の部分(葉鞘と呼びます)は、
葉が4、5枚展開していても商品としては硬くて使えません。そのため、とう立ちしてしまうと、商品として使える葉は、とう立ちしていない葉ということになるので、葉としての出荷量が激減します。実際には一株から20本くらい出ていても、そのうちの4分の1くらいしか使えないのです。とう立ちをそのままにしておくと、栄養が開花のほうに使われるので、できるだけ、花が咲くまでに刈り取るようにします。刈りとらないと、次回の収穫用に株から再生してくる葉が非常に狭く、短くなります。花ニラは、良品生産のための副産物なのです。

(写真・文)  田村雄一(田村農場代表)


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2017年9月1週野菜セット

今年もさつまいも畑にイノシシが出没!!去年は8月末に現れて、慌ててネットを張って対処。その後は畑を荒らされずに済んだのですが、今年の奴等は最強で、去年とは別の場所から降りてきて、ネットを張ってもまたまた進入。田村さんがイノシシ退治の名人を紹介してくださいました。檻と罠を仕掛けてからは奴等も警戒してか姿を現してないようです。赤土で作るさつまいもは絶品なので、なんとか種芋だけは確保して、残念ですが来年は違う赤土の畑で栽培します。9月に入って、日中はまだ茹だるような暑さが続く高知県ですが、朝晩は少し涼しくなって秋の気配が感じられるようになりました。今日は、大根とカブを栽培する畑をトラクタで耕してきました。へんしも管理機で畝立てをして、マルチを張って種を蒔きます。( “へんしも” は高知県の方言で「早速」や「急いで」といった意味です。他にも“ざんじ”と言ったりします)
*写真はイノシシに荒らされた畑と、捕獲用の檻です
 (写真・文) 坂本陽子(坂本農場代表)

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2017年8月4週野菜セット

8月は伝統行事の目白押しです。まずは集落の夏のお神祭。氏神さまの祀られている神社を集落全員(5人)で掃除して、お参りし、氏子の無病息災を祈りました。普段はその後で夕方まで酒盛りが始まるのですが、今年は台風接近中ということで真面目に終了しました(笑)。
そして、盆踊り。私の住む片岡地区では毎年8月14日に行われます。元は佐川町の瑞応という地区で始まったものが伝わり、私の住む越知町では現在、3地域で受け継がれています。この盆踊りですが・・実に難しいのです。当日の飛び入り参加も可能ですが、それだけでは到底ついていけない、初心者には非常にわかりづらい唄と踊りになっております。今年は踊りを覚えるためにビデオ撮影をしたのですが、その動画をお見せできないのが残念!ですが、渋くて、私にとってはよさこいの1000倍くらい(よさこい
好きの方、すみません)魅力的な行事です。来年は、もっと完璧に覚えて人に教えられるくらいになりたいです。また、高齢化により踊り子も減っているので、友だちを沢山呼びたいなあと、思っています。皆さんの住む地域には、どんな伝統行事がありますか? 

(写真・文)川合里奈(あまがえる農園代表)
※こちらは本家「瑞応の盆踊り」(一年も休まず451回目だそうです)

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2017年8月3週野菜セット

西日本では暑い日が続いていますが、東日本では雨が続いていて冷夏になりそうだと言われています。毎日32℃を下回らない日中の暑さに嫌気がさしている自分たちにとっては、にわかに信じがたい話です。
この暑さのなか、人間だけでなく野菜たちも疲れを見せ始めています。夏至から1か月ほど遅れて、気温がピークを迎えますが、地温はさらに1か月ほど遅れてピークを迎えます。今頃が、一年で一番地温の高い時期かと思われます。この高い地温の影響があり、根が思うように働きません。つまり地中の水を地上部に揚げるポンプの機能低下です。その結果、葉で行われる光合成が弱くなるのです。
ただ困ったことに、雑草だけは、刈っても刈っても再生してきます。ただならぬ強さです。SOELのみんなはその草退治に追われるのです。でもあまりにもその作業が長時間に及ぶので、「日が高くなってきたき、もうやめたら」と熱中症を心配して声をかけ合います。
ところで先週のVOL117号に訂正があります。写真に写っている蛇は、ヤマカガシではなく、マムシでした。
こちらではマムシをハメと呼びますが、背中の模様から明らかにハメだと判断できます。失礼しました。

  (写真・文)田村雄一(田村農場代表)

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SOELとは

SOEL事務局長

”Sakawa Organic & Ecology Laboratory”の頭文字をとってSOEL(そえる)です。有機農業や環境保全型農業を志す仲間に支援の手を「添える」という設立メンバーの思いも込められています。

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