2017年10月1週野菜セット

金時ニンジンは、8月中に種まきを終わらせます。時期がずれると細長いニンジンになるからだそうです。今年は8月16日の、しっかりした降雨を待ってから種まきをスタート。裸種子をひとつまみ蒔いて、薄く覆土して、鎮圧して水を掛け、乾燥を嫌うのでもみ殻でマルチングをして再び水を掛けます。発芽まで1週間から10日ほどかかるのですが、日に2度水やりをしたり、雑草を抜いたり。芽出しが悪いので、2~3回蒔き直しをして、やっと発芽がそろったところに台風18号の雨風で根が洗われて剥き出し状態に‥‥。その後、見た目には元通りにしましたが、うまく生育してくれることを願って栽培管理に努めます。ニンジンは本紅金時以外に、洋ニンジンの“ベターリッチ”、オレンジ・黄・紫の3色をミックスした“カラフルにんじん”も蒔いてます。ニンジンを蒔き終えてから、隣の畑の夫婦から教わった話を思い出しました。ニンジンの種の周りに、大根の種を蒔いて発芽のための庇を作ります。ニンジンの発芽が揃ったら、大根は小さいうちに抜いて食べるそうです。田村さんのお爺さんが実践していた農法だそうです。

 (写真・文) 坂本陽子(坂本農場代表)

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2017年9月4週野菜セット

高知県内では、稲刈りが遅い地域ではないでしょうか。6月1日に田植えが始まり、10月1日から稲刈りです。今年は熟れているので、時期がやや早まりそうです。見にくいですが、秋の日差しが注ぐ集落の田んぼにアキアカネが乱舞していました。秋まっさかりですね。もう一枚は、近所の農家さんが廃品回収業をしているのですが、高知市内で出されたスキーのストックばかりを集めてきて、猪の防護柵にしています。さらにもう一枚は、石鎚山の参拝道にあたる集落なので、こうした石灯篭が立っています。この石灯篭は使われることないですが、地域の美しい農村風景の象徴になっています。

(写真・文) 田村雄一(田村農場代表)

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2017年9月3週野菜セット

農法によって、優劣があるようによく言われます。慣行栽培<減農薬栽培<無農薬・無化学肥料栽培<有機栽培の順でしょうか。自分はこの序列に異論を覚えるわけですが、それについてはまたの機会に。しかしその上位となると、高知県の試験場でも勤務されたことのある、愛媛県伊予市に居を構えておられた故福岡正信氏が唱えられた自然栽培ではなかろうか。何もしない。種をまく以外、肥料どころか、草も刈らないというわけだ。野菜をその次元まで高めることは難しいが、自分の家の果樹はすべて自然栽培である。スモモ、温州ミカン、文旦、栗、柿、サクランボ、ブルーベリー、キンカン、梅、ビワ。
なかでも写真の柿の木は、推定樹齢150年。家の庭に昔からあり、40年前に97歳で亡くなったひばあさんが嫁いできたときにはすでに実を成らしていたそうだ。我が家で代々、食してきた富有柿。我が家の子どもが代々木登りして体を鍛えてきた木。今年は今までになく、沢山実をつけ、手に届くところまで垂れ下がりました。こんなのは初めてです。ちなみに隣に立つ牛舎とブレハブ小屋の屋根は、木の存在を優先して、穴が開けられています。建物の寿命よりも木の寿命のほうがはるかに長いですから建物が撤去されても代々残るようにという粋な計らいです。

(写真・文)  田村雄一(田村農場代表)

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2017年9月2週野菜セット

先週からお届けしている花ニラは、この2週間限りの季節限定です。春に植えられたニラの苗は、1年目にはほとんど花は咲きません。咲くのは2年目以降です。しかし冬の寒い気温に苗がさらされるとか、夏の乾燥といったことが起きると、1年目でも子孫を残す回路にスイッチが入ります。生物学的に言うならば、栄養成長から生殖生長に切り替わるのです。これを農業用語ではとう立ちと呼びます。とう立ちは、鎌で刈り取られた切株の中央から出てきます。ですので、とう立ちしている下の部分(葉鞘と呼びます)は、
葉が4、5枚展開していても商品としては硬くて使えません。そのため、とう立ちしてしまうと、商品として使える葉は、とう立ちしていない葉ということになるので、葉としての出荷量が激減します。実際には一株から20本くらい出ていても、そのうちの4分の1くらいしか使えないのです。とう立ちをそのままにしておくと、栄養が開花のほうに使われるので、できるだけ、花が咲くまでに刈り取るようにします。刈りとらないと、次回の収穫用に株から再生してくる葉が非常に狭く、短くなります。花ニラは、良品生産のための副産物なのです。

(写真・文)  田村雄一(田村農場代表)


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2017年9月1週野菜セット

今年もさつまいも畑にイノシシが出没!!去年は8月末に現れて、慌ててネットを張って対処。その後は畑を荒らされずに済んだのですが、今年の奴等は最強で、去年とは別の場所から降りてきて、ネットを張ってもまたまた進入。田村さんがイノシシ退治の名人を紹介してくださいました。檻と罠を仕掛けてからは奴等も警戒してか姿を現してないようです。赤土で作るさつまいもは絶品なので、なんとか種芋だけは確保して、残念ですが来年は違う赤土の畑で栽培します。9月に入って、日中はまだ茹だるような暑さが続く高知県ですが、朝晩は少し涼しくなって秋の気配が感じられるようになりました。今日は、大根とカブを栽培する畑をトラクタで耕してきました。へんしも管理機で畝立てをして、マルチを張って種を蒔きます。( “へんしも” は高知県の方言で「早速」や「急いで」といった意味です。他にも“ざんじ”と言ったりします)
*写真はイノシシに荒らされた畑と、捕獲用の檻です
 (写真・文) 坂本陽子(坂本農場代表)

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SOELとは

SOEL事務局長

”Sakawa Organic & Ecology Laboratory”の頭文字をとってSOEL(そえる)です。有機農業や環境保全型農業を志す仲間に支援の手を「添える」という設立メンバーの思いも込められています。

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